手帳はまだ、ない

闘わない日常

ないまま気付かず美容院に行った話

「できるだけ得したいんです」


ある日のカフェに掛かってきたお電話の問い合わせです。


スゴイ。そこまでハッキリ言えたら勝ち組。


工場のお仕事ですが、食品の工場なのです。
季節を問わず、長袖長ズボンの白衣をガッツリ。病院で言う「清潔」状態。


暑い。とにかく暑いのです。

そうです。

お金を貰いながら、サウナに入ってるみたいなのです。

ら、ラッキー…

できるだけ得してるな、私。

体で出てるのは目だけなので、基本的にノーメイクなのですが眉毛だけはないと怖いのでマナーとして描いてましたが、昨日はなくなってた!


もう眉毛もいらんなっ!

生きる活きる

バイタリティ。


一見、私には程遠く感じるけど。

100個助けて欲しい事があったら、100人に助けてもらえば良い。

100個を一人や二人に助けてもらおうとして疲弊しているのが今の福祉全体の空気な気がして。

助ける側も助けてもらう側もお互いに辛くさせてる現状。

看護師の友人が
「あの人らは感覚が過敏やから」とALSの患者さんを評していましたが、それが現状だと。

背中が痒い。少し体制変えたい。喉渇いた。顔にかかる髪が気になる…
上げたら気になる100個を一人一つ解決してあげたら、みんなの負担が軽くなる。


出来ることを少しだけで良い。
100個のうち一つ手伝うだけで他の誰かと当事者が楽になれると思うんだけどな。

その仕組みを考えるのが、当事者の私の仕事かもしれない。

傘と杖の両立

「笑ってるけど」


ツーナップくらいしている感じのとりこです。
おはようございます。

ちょっと歩くのに、杖があると楽だなぁ、と感じる季節になりましたね。(共感を求める。誰も共感できないって)

歩きが危なっかしいのを指摘され、「進行してるんじゃないの?」と工場のおばちゃんに言われ「そうそう。進行してて」と笑ったら、冒頭のお言葉。

あれ?温度差が。
そこで「あー!私は当事者だから日々ワンナップを感じるけど、他人にはわからないのか!」と膝を打った次第です。

日頃、気に掛ける言葉をかけてくれてても、私の事を逐一観察してるわけじゃないし、昨日と歩き方が違うかも、なんて気付かないよなぁ。

私だって誰かの事をそこまで気にしてない。

鬱陶しいだろうと、あまり病状の描写を避けていたけど、逐一報告、大事かもなぁ。
(そこまでわかっていながら、報告する!と断言はしない)

使い古された表現

お前はもう死んでいる。

かの有名なケンシロウのお言葉ですが。

私の左腕、針筋電図検査(針を指して電気を流し伝わりを見る検査)によると「なんで今動いているのかわからない」という、正に「お前はもう〜」状態なのです。
(医学は全然人間の神秘に追いつけない)


それが、今朝からビクビクして力が入りません。
動くんだけど、自分の腕じゃない感じ。
スマホは「持てる」けど、「持ったまま維持」が出来ない。


遂に、来たかな?
困ったなぁ。
(と言いつつオラワクワクすっぞ)

全員に良いものなんてない

誰かの為のものが、他の誰かには障害になる。

私にとっての天敵は、点字ブロックであり、スロープです。

足がグラグラなので、点字ブロックの少しの段差が本当に辛いのです。
実際に私の足が棒なんだったら、点字ブロックの隙間を選んで棒を置けば安全なんだけどね。

後、これから車椅子になったら絶対に必要なスロープ。

踏ん張りが効かないので、スロープでフラッとするのです。

どっちも絶対に必要なのにね。

ドラクエやったことない

どうも。クラッシャーとりこです。

悪役レスラーみたいな、名前。
よく食器を落とします。
壊したものは順次、プラスチックに交換されます。

さておき。
無くしてしまったものも多いですが、得たものも多いです。


「とりこはトレイルランパックを手に入れた」

すいません、単に買っただけです。
でも、本体の軽さが秀逸で、ペットボトル1本入れて、必要最低限の荷物が保持できるようになりました。

「とりこはヘルプマークを手に入れた」

はい、前記事にも書きましたがヘルプマーク普及ネットワークさんから送っていただきました。私の県でも来月半ばから配布が始まるそうです。東京都と同じ物みたいなので、そちらを手に入れたい。そしたら普及ネットワークさんで頂いたものをどうするか検討中です。返送してまた新しい誰かの元へ行けるならそれがいいと思うのですが。


「とりこは仁王立ちを手に入れた!」

足を閉じて立っていられないのです。掴まる、もしくはもたれることができれば良いのですが。
気がついたら、右足は歩くとき上がらないから引きずり気味なのですが、右足がに股になってるし。
立ち止まってるときは仁王立ちだし。


すっかりガテン系男前おじさんにレベルアップしました。
ありがとう!(なんのこっちゃ)

赤い長靴の女の子

昨日、カフェで仕事中。

小さいお子さん二人連れたママのもとへ、配膳したのです。
実際もう配膳自体が結構難しく、やべぇ行けるか?と自分でもヒヤヒヤしながらでした。

で、お子様小さかったので「お子様用のイス用意しましょうか?」とお尋ねすると、「ありがとうございます」とのこと。

イス2つは持てないので、一つずつ運んで。

上の子を座らせて、下の子を…と思ったら、動かす前に座ってる!

乗ったまま動かしたよねぇ…
可愛いねぇ…ニコニコしてる。

そろそろ、仕事限界かなぁ、と感じました。

物凄く、子どもたち可愛くて私も嬉しかったんです。

でも、私がしてあげたいことができない!今後確実に出来なくなる!


出来なくなったことを数えないようにしているのですが、流石に昨日のは堪えた…