手帳はまだ、ない

闘わない日常

老いに勝った話

髄液検査、またの名をルンバール。

出会いは盲腸でした。
我慢しすぎて(本人的にはそんなに耐えたつもりはない)すでにお腹の中でとれていて、緊急入院、緊急手術。
この時は、腰椎への麻酔でした。
その後起き上がれず、数日後にそれは来たのでした。



物凄い頭痛。
横になってる時は大丈夫だったのに、トイレに行こうと起き上がった途端物凄い頭痛。病室入口に着いたときには冷や汗でぐっしょり。
「若い痩せてる女性は頭痛が出やすい」とは、麻酔科医の先生のお言葉。





悪夢再び。
神経内科としては、髄液検査は、ほぼ必須検査の1つです。

一度目の検査入院。
検査自体は割とすぐ終わりました。
が。
終了後ヤツが来た。


二度目の検査入院。
主治医の先生の薦めでセカンドオピニオン
ここの先生は、頭痛が出ないように自然分娩スタイル。
無理に髄液を引かず、落ちてくるのを根気よく待つ。
その間、ずっと海老スタイルで(膝を抱えて横向きで丸まる)待つこと40分。
お陰で、頭痛は極軽。
40分ずっと緊張して海老スタイルだったので、腰だの背中だのは痛くなったけどご愛嬌。


そして、今回三度目。
入院中の担当先生。松田龍平似のクールガイ。
大学病院らしく、研修医の先生を連れてゾロゾロお成り。
毎回、頭痛くなる旨は伝え済み。

最近は、無理に引かないで自然分娩スタイルが主流らしく今回も自然分娩で。
しかも、話をするとお腹に力が入って髄液が押し出されるらしくお話しよう!ということに。

しかし。
研修医の先生含め男4人の中で、だんだん聞き役になっちゃって、「これ、なんの会だっけ?若者の会話盗み聞きか?」状態。
さておき。無事終了。


あれ?
全然頭、痛くない!

龍平、上手か!

いや、待てよ…
「若くて、痩せてる女性」


そこから、除外されただけか…


龍平に「もう若くないんだな」と言ったらシレッと
「やった人が上手なんじゃない」とガッツポーズされました。